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【21歳以下】【Jリーグ】24シーズンに活躍する若手選手(MF)

選手紹介

新しい選手が冬に移籍し、新シーズンが開幕したことで、これから活躍しそうな選手たちに期待が膨らんでいると思います。そこで、今回はJリーグで個人的に「期待する若手選手」にピックアップして紹介したいと思います!今回は、人数が多いのでFW、MF、DFの3回に分けて投稿します。

*あくまで個人的な分析などをまとめているので、もし不足なところがあれば、お問い合わせフォームからご意見頂けると幸いです。

*通算成績=リーグ戦、カップ戦の合計

*2002年1月1日以降(21歳以下

MF(中盤/ミッドフィルダー)

西川 潤〖いわきFC〗

西川 潤(にしかわ じゅん、2002年2月21日~)

神奈川県川崎市出身。日本U22代表。180cm。利き足:左。通算25試合1ゴール1アシスト(2023)

攻撃:トップ下や右サイドで質の高いパスを出す。地面と平行に蹴ることを意識しているので、ワンタッチで味方が受けやすいバウンドしにくいボールを出せる。ワンタッチした後のボールの置き所がよく、クロスを上げるまでの動作が少ない。シュート精度は軸足が抜けきっていないことがあり、改善が必要。スペースを見つけたら迷わず飛び込んで、フリーで決定機を生み出せる。味方との共有力が高く、味方がボールの出し所に迷う前に自分で味方のパスコースを作り出す。ボランチに降りてボールを散らす役割も得意。ドリブルのタッチが細かい。ヘソ下からボールを出さないので、ファールになるのを警戒して不用意にタックルしにいきづらい。

守備:プレスバックして積極的にボールを奪いにいく時といかない時のムラが気になる。逆サイドにボールが渡ったら守備をサボる時がある。ボールと逆サイドでは、相手のパスコースを切りにいきたい。 

2020~ セレッソ大阪

2022~ サガン鳥栖

2024~ いわきFC

松木 玖生〖FC東京〗

松木 玖生(まつき くりゅう、2003年4月30日~)

北海道室蘭市出身。日本U23代表。身長:180cm。利き足:左。通算28試合2ゴール6アシスト(2023)

攻撃:キャプテンシーとフィジカルの持ち主。ボールの流れを見ながらフリーになれる位置を探す。キックの質も向上している。浮いたボールの処理やシュートを打つときに前傾姿勢で打つ頻度が増したので、昨シーズンよりもフカさなくなった。セットプレーのキッカーも継続して任されている。相手ディフェンダーの背後のスペースへ走り込んでいく、裏抜けの意識もしっかりある。ボランチとして入ったときにも、ディフェンスラインに降りて、ボールを散らせるだけのボールの質も上がってきており、一列下がって落ち着いてプレーすることも可能。攻守において首振りの回数がJリーグの選手では非常に多い。ボールタッチしたと同時に首振りをするので、相手のプレスの距離感や味方へのパスコースを認知している。なので、プレスの回避しやすくパスのずれが起きにくい。

守備:積極的なプレス。プレスのかけ始めのタイミングも洗練されているし、シュートを打たれそうな場合に後ろから回り込んでゴールと逆サイドへボールがはじけるように、ポジション修正もおこなうコースの切り方ができる。裏ケアもいい。最終ラインまで相手に詰められている時には自分の死角を首振りで確認しているので、守備の優先順位を瞬時に判断しやすい。初期配置の指示は確認できるが、誰がマークにいくかの指示などの全体への守備に関しては、攻撃時よりかは少ない印象。セットプレー時、先に落下地点に入ってしまう。助走をつけて入ってきた相手選手に力負けしてしまうため、全体守備で相手をロックした状態で助走をかけさせないなどの工夫が必要。

2022~ FC東京

山根 陸〖横浜F・マリノス〗

山根 陸(やまね りく、2003年8月17日~)

神奈川県川崎市高津区出身。身長:173cm。日本U20代表。通算29試合1アシスト(2023)

攻撃:ボールタッチする前に、首振りで相手と味方の位置を確認する。ズレているのでパスコースが少し限定されているが、進行方向にヘソを向けてドリブルするので、相手はタックルにいってかわされるのを恐れてディレイせざるを得ない。フリースペースへの飛び出しのタイミングが良い。首振りでスペースを認知し、先のプレーを読んで相手のディフェンスラインから飛び出し、クロスの質も高いので決定機を演出できる。味方のパスコースが少ない時には寄せてサポートにいく献身性もある。

守備:前傾姿勢にならずに細かくステップを踏むので、ディレイするときの動きが良い。それと同時に、味方へのマークの受け渡しがスムーズなようにみえた。セットプレー時には相手をロックしながらマークにつくので、自身の死角に入られず、相手はシュートにいきづらくなる。最低限のプレスはおこなう。相手パスコースを消すため積極的にマークにいくが、潰しにいくまでには至らない。守備時にボールウォッチャーになりがちで寄せの判断がまだ遅い。首振りで相手の立ち位置を認知し、フリーの相手に寄せるか、スペースを埋める、味方に指示を出してマークにつかせるなどの守備意識に改善は必要。

2008~ 津田山FC

2010~ 横浜F・マリノス(ユース)

平岡 大陽〖湘南ベルマーレ〗

平岡 大陽(ひらおか たいよう、2002年9月14日~)

兵庫県宝塚市出身。身長:173cm。通算35試合4ゴール3アシスト(2023)

攻撃:パスの質が高い。ワンタッチで狙い澄ましたスルーパスも打て、その際に、ひざ下を振り子のように振れるので上半身もブレない。逆足できれいなクロスをファーへ送り込める。前線の状況・死角のスペースを、首振りで確認している回数が比較的多い。ボールタッチした時にも首振りが出来るようになると、その後のプレーの選択肢が増えるだろう。

守備:攻→守への切り替えは早い。前線でボール奪取されたときには自陣ペナルティエリア内にまで戻って対応。認知能力が高いので、相手のパスコースを潰せるポジショニングを取れる。プレスのタイミングも抜群。相手のワンタッチめを狙って、ボールが離れた瞬間に横からクリーンに潰しにいく。少し相手と対峙しているときにプレスの迷いがある。相手が自分に対して側対(横向き)した状態であれば、プレスの強度をあげるなどの割り切りを経験で培う必要があるだろう。

2015~2017 セレッソ大阪(西U15)

2021~ 湘南ベルマーレ

畑 大雅〖湘南ベルマーレ〗

畑 大雅(はた たいが、2002年1月20日~)

東京都西多摩郡瑞穂町出身。日本U23代表。身長:177cm。通算29試合2アシスト(2023)

攻撃:サイドへの張り方・立ち位置がとても良い。相手との間隔を保ちながら自分へのパスコースを作り出している。ドリブルの際に相手に正対するので、相手はかわされるのを恐れてディレイする確率が上がる。ただ前傾姿勢になっているので、切り返しや動き出しが少し重い。ボールがヘソ下から出ることがあり、プレスとフィジカルの強度が高い選手に詰められると潰されやすい。今はフィジカルがあるので助けられているような様子。   

守備:リスクをかけ過ぎたタックルが目立つ。後ろのスペースが空いているにも関わらず突っ込んでいくため、空いたスペースを使われやすい。かえってプレスの強度は緩い。相手のワンタッチめで潰しにいくプレスを仕込めると良い。自分の裏に入られたときにマークを外してペナルティエリア内で守備してしまうときがある。ゾーンディフェンスよりもマンマークでいく方が、相手の位置を確認しながらもスペースが空いていたところを使われにくい。チームとしてゾーンを選択しているのであれば、認知や味方へのコーチングのために、ペナルティエリア内でも首振りで確認できるようにはしておきたい。

2008~10 松林少年SC

2011~19 AZ’86東京青梅

2020~ 湘南ベルマーレ

土屋 巧〖柏レイソル〗

土屋 巧(つちや たくみ、2003年10月25日~)

栃木県宇都宮市出身。身長:180cm。通算25試合1ゴール(2023)

攻撃:ボールタッチする前、タッチした瞬間に首を振ってパスコースを確認している。これにより、ボールの質は改善が必要だが冷静にボールを送れている。ジャンプの打点が高い。セットプレーでキッカーと落下地点の落とし所の共有が出来てくれば大きな武器になる。守→攻の切り替えが遅く、フリーでボールを受けられる位置取りが出来ていない。味方をサポートできる位置に立てておらず、攻めあぐねているシーンで相手にへばりついたままになっている。ズレてポイントに立てれば、味方の落としからクロスや逆サイドへの迂回経路の確保が出来る。 

守備:ボールの落下地点に先に入らない。後から助走をつけて競り合うことで、勢いをつけた状態で相手と競り合うことが出来ており、競り負ける場面が少ない。逆サイドへの意識が高い。フリーになっている相手を、自陣に戻りながらも首振りで確認しているし、セットプレーでファーサイドを意識して埋めてくれている。ファーにボールが流れてセカンドボールを拾われるリスクをしっかり考えている。味方DFと2対1で組みにいくなど、守備のサポートがはやい。プレスの強度を上げて即時奪還の機会を増やしたい。相手が自分に対して横向きになる瞬間に、間髪入れずプレスで潰しにいく。そうすることでファールをとられにくく、人は横からの衝撃を吸収しづらいので体勢を崩しやすい。

2022~ 柏レイソル


今回は、Jリーグで活躍する若手選手(MF)を中心に紹介していきました。海外よりもフィジカルコンタクトが少ないぶん空間認識が高い選手が生き残りやすいリーグだと考えています。最低限のフィジカルを備えつつも認知を忘れない。加えて、戦術的思考を持てる選手は選手生命も長くなり、海外移籍などの選択肢もとれる確率も上がるでしょう。期待の若手選手をウイイレ(イーフト)やFIFAなどのゲームで使ってみると楽しみの幅が広がるので、よかったらこのサイトを参考にしてみて下さい!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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